カテゴリー : 生き物

ハワイ島で鳥マラリアが野鳥を絶滅に

ハワイ島では、豊かな自然が広がり多くのハワイ固有生物や植物が生息しています。
そんな中で、鳥マラリアで、絶滅においやられる野鳥が増えています。

鳥マラリアは、キューレックスという蚊が媒介し感染する。
ハワイには元々蚊は存在していなかったので、媒介する鳥マラリアも存在しなかった。
鳥マラリアにハワイ固有の野鳥が感染すると抗体がないため、ほぼ100%の致死率だという。

すでに、ハワイ島では鳥マラリアが流行ってから10種以上もの野鳥が絶滅してしまったそうです。

ハワイの野鳥

現在、キューレックスの生息範囲は標高1200m程度。
しかし、地球温暖化などで2℃気温が上昇すると、生息範囲を1800mまで広げると予測されています、
もし、そうなってしまったら野鳥に逃げ場がなくなってしまいます。

culex 蚊

キューレックスが繁殖しやすい環境を作ってしまっているのは、
人間が持ち込んだ外来種の存在が大きいそうです。
1つは、豚が持ち込まれてしまったために、ハワイ固有のハプウという木生シダの芯を豚が食べてしまい、食べられたハプウは木の器のような形で放置され、そこに水が溜まりボウフラが発生する。
ということが起きているそうです。

世界の水争奪戦

日本は島国なのでありませんが、大きな大陸では、国境をまたがって流れている大きな川があります。
川の水は、周辺の人々の生活にかかせないものです。
上流で水を使い過ぎたり、汚染させてしまうと、下流で生活する人たちに大きな影響が及びます。

世界では、大きなところだけでこんなに水に関わるトラブルが起こっています。

世界の水争奪戦

メコン川
中国、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム

上流に中国がダムを作っているため、下流のタイ、ラオス、カンボジア、ベトナムへ少なくなっていると主張しています。
中国は、降水量が減っただけだと言っているようです。
最初の中国のダム建設以降、水位は低下し、捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少した。
さらに、メコンイルカやマナティーを含む、多くの種が絶滅の危機にさらされている。

インダス川
インド、パキスタン

ガンジス川
インド、バングラデシュ

チグリス・ユーフラテス川
トルコ、シリア、イラク

アラル海
カザフスタン、ウズベキスタン、等

ヨルダン川
イスラエル、ヨルダン、レバノン等

ナイル川
エチオピア、エジプト、スーダン

コロラド川
アメリカ、メキシコ

セネバ川
エクアドル、ペルー

パラナ川
アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ

世界中で水争奪戦が起こっています。
その割をくっているのは、そこに住む生物たちです。
メコン川やそのほかの地域でも、多くの種の絶滅が危惧されています。

フィリピンワシが絶滅の危機

フィリピンワシはフィリピンの固有種。
身長は1メートル、羽を広げた幅は2メートルに達し、世界最大最強のワシと言われている。
現在、野生には500つがいほどしか生息していなく、絶滅の危機となっている。

フィリピンワシ

フィリピンワシ

しかし、現在も食料として捕獲されているうえ、違法にもかかわらずハンティングスポーツの対象にもなっている。

フィリピン南部ミンダナオ島のダバオのフィリピンワシセンターでは、フィリピンワシの頭数を増やすことを目指し繁殖を行っている。

食物連鎖「生食連鎖」と「腐食連鎖」

物質循環を考えたとき、必要不可欠なしくみが食物連鎖です。
食物連鎖には「生食連鎖」と「腐食連鎖」があります。

生食連鎖は、動物が生きたままの植物を摂取することから始まる食物連鎖。
腐食連鎖は、菌類が生食連鎖で排出された、デトライタスを摂取することから始まる食物連鎖。

デトライタスとは、腐敗した動植物、排泄物などの有機物。
菌類はその有機物を無機物に分解します。

食物連鎖で菌類が作った無機物は、植物に摂取され、植物は動物に摂取され生食連鎖に組み込まれます。
または、デトライタスになって腐食連鎖に組み込まれます。

有機物を無機物に分解する菌類の体も、有機物です。
菌類もデトライタスになって腐食連鎖に組み込まれるか、地中の虫などに食べられ生食連鎖に組み込まれます。

このように、多くの生態系では、生食連鎖と腐食連鎖の2つを備えています。
この働きによって、物質循環の持続性を保っています。

植物と菌類の間で交換される有機物と無機物は大規模です。
普段目にしている動植物よりも菌類やデトライタスの方がはるかに多く、腐食連鎖を流れる物質とエネルギーは生食連鎖に比べて、はるかに大きい。

ヌートリアとイタセンパラ

ヌートリア

ヌートリア

ヌートリアは、外来種でねずみの仲間。
このヌートリアが、都会の川で繁殖している。
ヌートリアには、天敵がいないため増え続けているそう。

淀川でもヌートリアは生息が確認されており、絶滅危惧種で天然記念物の魚「イタセンパラ」に大打撃を与えている。

イタセンパラ

イタセンパラ

大阪と国は近年数が激減している「イタセンパラ」を保護しているが、
ヌートリアが食べている貝は、イタセンパラが卵を産み付ける重要な役割を果たしている。
卵を産みつけることができなければ、イタセンパラが繁殖に大きな影響を与える。

ヌートリアは第二次世界大戦ごろには、軍隊の防寒服用として世界各国で飼育され、日本では1939年にフランスから150頭が輸入され、飼育が奨励された。
人間が自ら持ち込んだのだ。

しかし、外来種が、在来種を食べてしまい本来の生態系を壊してしまうのも見逃せない。
なんらかの対策が必要になっている。

TOP