カテゴリー : 取り組み

2017年CO2排出量と2016年大気中のCO2濃度

大気中のCO2濃度(2016年)

世界気象機関(WMO)によると、
2016年の地球全体の大気中のCO2濃度は、前年より3.3ppm増加し、403.3ppmに達した。
メタン(CH4)は1853ppb
一酸化二窒素(N2O)は328.9ppb
いずれも観測史上、最高値を更新。
大気中のCO2濃度は300万年前と同じ水準になった。
また、CO2濃度の増加量は、最近10年間の平均年増加量(約2.2ppm/年)だったが、2016年は3.3ppm増加。
2015~2016年にかけてのエルニーニョ現象が原因で、2017年には大気中のCO2濃度は減少する見通し。

CO2排出量(2017年)

ドイツ・ボンで開催中の国連気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)で13日、2014年以降横ばいとなっていた世界の二酸化炭素(CO2)排出量が、2017年には2%上昇する見通しだとの研究結果が発表された。
2017年に人間の活動によって排出された世界のCO2量は410億トンと推計。
国際研究チーム「グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)」によると、排出量増加の大部分は中国とインドによるもので、排出量は中国が3.5%、インドが2%上昇すると見られている。

地球温暖化の原因は、世界経済の原動力となっている石炭や石油、ガスの燃焼にあるほか、森林伐採も大きな原因の一つとされている。

セルロースナノファイバー 無尽蔵の植物100%素材 重さは鉄の1/5で強度は5倍

植物のもつセルロースを細かくした再生可能で無尽蔵な植物100%素材のセルロースナノファイバー。
このセルロースナノファイバーだけを集めて圧縮したものは、重量が鉄の1/5で強度が5倍、170℃に熱した油に入れても熱膨張によって変形しないものになる。
将来は、車や家電に使われることも期待されている。
さらに、透明にすることにも成功し、ディスプレイなどにも活用も可能になりそうだという話。

夢の扉 鉄より強い植物素材 動画

セルロースナノファイバーは、強い素材もできる上に食べ物に混ぜると良い効果も。
ラーメンに混ぜれば、伸びにくいラーメン、ソフトクリームに混ぜれば、溶けにくいソフトクリームなどができる!

ナノファイバーがとれる植物は、木材だけではなく、じゃがいもです稲わらでもいいそうです。

すごいですね。

この素材を開発したのは京都大学の矢野教授。
矢野教授のWEBサイトにもっと詳しく載っています。

セルロースナノファイバーとは Cellulose Nanofibers
京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野

ナノセルロース20090403

環境に負荷をかけないモノづくりが進んでいきそうですね!

NY市で、レジ袋削減法案提出

NY市

アメリカ ニューヨーク市でゴミ削減のため、レジ袋法案が市議会に提出されました。
ニューヨーク市では年間52億枚もビニール袋がゴミとして捨てられていて、課金を通じて、ゴミ処理費用の6割削減を目指すしているそうです。
課金は、レジ袋1枚約10セント。
この10セントは、市へ支払われるのではなく、店側の収益となるようです。
レジ袋は、ビニールでも紙でも課金対象。

ちなみに、レストランは対象外となっています。

日本では、大手スーパーなどがレジ袋削減のため、有料化をすすめていますね。
東京都杉並区と日野市では、条例で有料化が定められています。

タイで再生可能エネルギーが拡大

タイで再生可能エネルギーが拡大

再生可能エネルギーイメージ

タイ政府が買い取り価格を高めに設定したことなどが背景に、再生可能エネルギーが拡大しているようです。

タイの再生可能エネルギー状況

■ 現状の発電能力

  • 太陽光:49万kW
  • 風力 :22万kW
  • 小水力:10万kW
  • バイオマス:199万kW
  • その他:24万kW

合計:303万kW

■ 2021年目標

  • 太陽光:200万kW
  • 風力 :120万kW
  • 小水力:161万kW
  • バイオマス:363万kW
  • その他:76万kW

合計:920万kW
(タイ エネルギー省 日経新聞より抜粋)

タイでは経済成長や内需の拡大、高速鉄道の敷設などを受けて、電力需要が年率4%で成長していくと予想される。
政府は2030年までには国内の発電能力を7068万キロワットと2010年の2倍以上に増やすことが必要と見ている。

タイでは自国やミャンマーの沖合いなど近隣で天然ガスが豊富に産出。発電量に占めるガス火力への依存度は70%まで上昇。
政府は代替エネルギー源の育成を図っている。

バイオマス施設「ブルータワー」とは

ブルーチャレンジ 岩手県宮古市

岩手県宮古市のバイオマス施設「ブルータワー」とは
間伐材などの木質チップ(木質バイオマス)を利用し、電気、熱、水素を作り出す。
商業用としては世界初。
木質チップを無酸素状態で1200度の高温で熱すると水素を多く含んだバイオガスを発生させることができる。
バイオガスは、ガス分離を経て99.99%の高純度水素ガスとして利用することができる。
施設は、津波で被害を受けた場所を使用する。

また、ブルータワーでは、

  • 発電した電気は、電力会社や企業へ売電
  • 熱は、農業で利用
  • 水素は、車や住宅用燃料電池へ供給

事業費は約30億円
半分はプロジェクトに参加しているトヨタなど民間企業12社が負担し、残り半分は国などの補助金が使えないか模索している。

ジャパンブルーエナジーの堂脇社長は、ブルータワーの技術について日経新聞のインタビューでこう答えている。
――どのような技術なのですか。

「カギとなるのはアルミナセラミックスの小さな球体(直径約1センチ)だ。これを加熱して木質チップなどバイオマス原料の中に落とし接触させる。バイオマスは熱分解しメタンなどのガスが発生する。このガスを高温のアルミナボール、水蒸気に接触させて改質、水素をつくり出す」
「アルミナのボールがプラント内で熱を運ぶ媒体(ヒートキャリアー)として働き、同時に木材などから出るやっかいなタール分を吸い取り、装置の中に残留しないようにする。アルミナボールは反応過程で生ずる副生ガスの燃焼で加熱するためシステム全体の熱効率が高い。熱分解器など心臓部は常圧でよく、原理的には非常に簡単な仕組みだといえる」
木くずから水素 新技術、燃料電池車に活用 ジャパンブルーエナジーの堂脇社長に聞くより)

ブルータワー施設概要

 施設総面積 ブルータワー敷地1ha 
 事業主体  民間企業によるSPC設立
 使用原料  木質バイオマス等(日量70トン)
 水素製造量  40立方メートル/毎時(予定)
 発電出力  3,000kW(予定)
 熱利用可能量  重油換算で、115万リットル/年 (3,500リットル/日)

稼働時期は、2014年秋を予定している。
順調に進んでほしいですね。

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