カテゴリー : 取り組み

超電導送電の実用化が近づいてきた。

WBSで一か月ほど前にやっていた超電導の特集。
WEBで動画が公開されていました。

実用化迫る!超電導 | WBS

夢の省エネ技術として1980年代から研究が進められてきた「超電導」がいよいよ実用化に近づいてきました。
セ氏マイナス200度前後で電気抵抗が無くなる超電導材料を世界で初めて量産に成功した住友電工は1月から大阪工場で送電実験を開始、長期間運用して検証します。
また電気自動車用のモーターへの応用開発も進めています。
超電導モーターを使うと、電気自動車の航続距離は2~3割伸びるということで、まずバス向けに採用を働きかけ、2020年の量産を目指します。
超電導実用化への課題の一つが冷却などのコストですが、中部大学の山口作太郎教授は熱を通さない半導体などを開発し、10年以内に20キロの長距離超電導送電を目指します。
北海道石狩市ではデータセンターを運営するさくらインターネットを中心に超電導を活用したスマートシティー構想も動き出しました。「究極の省エネ技術」とも言われる超電導の最新事情を追います。

超電導ケーブルは0.2mm幅4ミリのもので直径16mmの銅線に相当する電流を流すことができる。
そして、送電ロスがなくなる。
従来の銅線では、電気抵抗があり、距離が長いほど送電ロスが発生し、発電から電気が使われるまで5%のエネルギーが熱エネルギーとして損失している。
住友電工開発部の山田雄一さんによると、日本では送電ロスによって大型発電所6基分ぐらいのエネルギーを損失しているという。
住友電工では、超電導ケーブルの生産技術が向上し、ここ数年で流せる電流を5倍、コストは数分の1になったとのこと。

電気自動車で超電導モーターを使えば、航続距離が2~3割伸びるというのは驚き。
2008年から試作しているようです。
世界初となる超電導電気自動車を試作 | 2008年6月12日

まだまだ時間はかかりそうですが、日本で送電網の再構築ができれば、現在の各電力会社間の融通の利かない送電網も改善されていくのかもしれませんね。

余談ですが、さくらインターネットの石狩市データセンターで一般家庭の1万戸の電力を消費しているというのも驚きました。
今後は、変電所からデータセンターまで2キロの距離を超電導ケーブルでつなぎ、電圧変換が不要の直流給電と超電導の組み合わせで消費電力は3割カットされる見通しだといいますが、、、
それでも、一般家庭7000戸分の消費電力は膨大ですね・・・
(確か、ここのデータセンターは冬に間に雪を保管しておいて、夏はサーバーの冷却に使用して消費電力を抑えるということもしている。)

データセンターの電力消費量は膨大だと聞いてましたが、ここまでとは。
そういえば、仕事であるデータセンター内に入ったことありますが、空気の循環が半端じゃなく結構な風を受けたことを思い出しました。

スウェーデン ごみが足りなくてノルウェーから輸入

スウェーデンでは、ごみのリサイクルに信じられないほど成功し、困った事態に陥っているそうです。
リサイクルが成功しているのに困るなんて・・・
そっちの方が信じられませんが。

スウェーデンでは、ごみの96%がリサイクルされ、残り4%が焼却炉で燃やされ温水や発電しています。
4%のごみからは、スウェーデンの地域暖房の20%、25万世帯分の電力が供給されています。

しかし、あまりにもリサイクルが成功しすぎてしまったために、焼却するごみが足りないという事態に陥ってしまったそうです。
可燃ゴミが減り、ごみの焼却能力・発電能力が余ってしまったのです。
この事態を解決するために、スウェーデンはノルウェーなどの近隣国からごみを80万トンも輸入することにしました。

ノルウェーは、ごみを処分してもらえるし、スウェーデンは貴重なエネルギー源を手にすることが出来き、win-winの関係。

しかし、良いことばかりではないようで、
ノルウェーから輸入したごみは、スウェーデンで焼却され暖房や発電に生かされた後、灰がノルウェーに返却されることになります。
その灰には、ダイオキシンや重金属なども含まれている。
とスウェーデン環境保護庁(EPA)のシニア·アドバイザー オストランド氏は説明しています。

将来的には、リサイクルが進んでいないイタリア、ルーマニア、ブルガリア、リトアニアなどの国からごみを輸入しようと考えているそうです。
オストランド氏は、最後に
「長期的には、リサイクルした方が良いが、短期的な視点でみると、とても良い解決策だと思う。」
としています。

参考記事
Sweden imports waste from European neighbors to fuel waste-to-energy program

うーん。
ただ埋め立てられるよりも、ごみが有効活用されて化石燃料を使わない方が良いのかもしれない。
けど、わざわざごみを輸入するなんて無駄が多いような。。。
リサイクルが成功しすぎるのは良いことだけど、エネルギーが不足するというのも大変ですね。

世界銀行 グリーンボンドとは?環境保護のための投資

世界銀行はグリーンボンドという債権を発行しています。
グリーンボンドは、投資家から集めたお金を植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などに投資する金融商品です。

例えば、5年債だと8万円程度、10年債だと6万円程度から投資が可能。
5年債で利率 年2.91%
10年債で利率 年3.559%(ディスカウント債)
(今回2012年10月の発行分)

グリーンボンド 大和証券

グリーンボンド 大和証券

豪ドル建てで為替リスクが伴うものの、金利は良いし、何より自分のお金が森林保護やクリーンエネルギー事業の発展に役立てることができるっていうのが良いですね。

ただ、どれだけグリーンポンドが環境保護に貢献したか?
ということは、まだ明確に示すことが出来ていないなどの課題はあるようです。

私は今日、グリーンボンドが発行されていることに気付いて時すでに遅しでした・・・
今回の募集は大和証券で2012年10月19日までとなっています・・・

大和証券 グリーンポンド
http://www.daiwa.jp/products/bond/nfr/221024green.html

定期的に販売しているようなので、もし余裕資金があれば次購入してみたいと思います。

世界銀行グリーンボンドとは? | 投信資料館
2009年から発行分がまとめられています。
http://www.toushin.com/tabid/1377/Default.aspx

昨年は早稲田大学が1,000万豪ドル分のグリーンボンドを購入しているようです。
世界銀行発行の債券「グリーンボンド」を購入しました | 早稲田大学
http://www.waseda.jp/jp/news11/111108_wbgb.html

発電・蓄電するロッキングチェア

Otarky Chair 発電するロッキングチェア

Otarky Chair 発電するロッキングチェア

ロッキングチェアでくつろぎながら発電・蓄電する。
イスラエルの学生が卒業展覧会で発表したイス。

トッキングチェアの脚のカーブしたフレームに磁石が入っていて、磁石が前後することで電流を生み出す仕組み。
小さな電力でもバッテリーに蓄電して、照明器具やスマートフォンの充電にしようできる。

素敵な椅子に、このような機能性があれば高くても買ってしまうかも。
というか、すでに欲しい!!

CCS(Crabon dioxide Capture and Storage)とは

CCS(Crabon dioxide Capture and Storage)とは
Co2(二酸化炭素)を回収して貯留する技術。
発電所や工場から排出されたCo2を地中深くへ運び、貯留層と呼ばれる層に長期間封じ込めておくというもの。
貯留層は、砂岩(細かい砂粒の塊)などで出来ており、砂岩などの隙間にCo2をゆっくり染み込ませる。
貯留層に染み込こませたCo2は、貯留層の上に「遮へい層」と呼ばれる泥岩が乗っている地層構造の場所でCCSが行われるため再び地表に出てくることはないとのこと。

CCS 貯留層 遮へい層

世界では1990年代からすでにCo2を貯留事業が行われている。

世界のCCSプロジェクト

  • スライプナー(ノルウェー):Co2圧入 年間100万t
  • スノービット(ノルウェー):Co2圧入 年間70万t
  • ワイバーン(カナダ):Co2圧入 年間100万t
  • マウンテニア(アメリカ):Co2圧入 年間10万t
  • オトウェイ(オーストラリア):Co2圧入 年間6.5万t

※データ 経済産業省

日本CCS調査によると、
日本ではCCS技術を使ってCo2を1461億t貯めることが出来ると推定される。(主に東日本)
日本のCo2排出量は年間12億t程度なので、100年以上分のCo2排出量を地下に貯め込むことが出来ると推定される。
現在日本では、今後は2020年までの実用化を目指して実証実験をしている。

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