カテゴリー : リサイクル

プラスチックから石油を精製

株式会社ブレストは廃プラスチックを石油に変える『油化装置』を開発。

バッチ式油化装置

バッチ式油化装置

この装置の中にプラスチックを入れると
プラスチックを420度の熱で溶かし気化させ、再び液体の状態に戻す。

1kgのプラスチックから1kgの石油が作れるそうです。

バッチ式油化装置 石油抽出

バッチ式油化装置 石油抽出


私達が生活していて発生する廃プラスチックがこのように、再び石油として使用できれば、リサイクルしているという実感が湧きますね。

これを蒸留機で分離させると、ガソリン、灯油、軽油、重油となり、私達が実際生活で使用している燃料として使えるようになります。

現在は、税金などの問題で車に給油して公道を走ることはできませんが、車やストーブなどに使える燃料をプラスチックから作ることができるのです。
この油化装置は、家庭用100V電源でも使え、約1時間ほどで油を抽出し始めるそうです。
電気を使用することになるのですが、最近では、太陽光発電で稼働する大型油化装置というものも作られ環境に配慮されたものが作られています。

アルミ缶のリサイクルで節電

日本の飲料用アルミ缶の需要量(1年間)
およそ182.4億本です。

1人当たりの消費量は
1年間で、およそ144本
1ヵ月で、およそ12本
となります。

使われたアルミ缶の多くはリサイクルされています。
日本の飲料用アルミ缶のリサイクル率は93.4%です。
(アルミ缶リサイクル協会 2009年度)
1年間で、およそ170億本のアルミ缶が再生利用されました。

アルミ缶はそもそも何から作られているのでしょうか?

アルミニウムの原料は、ボーキサイトです。
ボーキサイトはこんな鉱石です。

ボーキサイト

ボーキサイト

この鉱石から、アルミニウムを取り出すには電気分解をします。
大量の電気が使われます。
このことから、アルミ缶のことを「電気の缶詰」なんて呼ぶこともあるそうです。

アルミ缶がリサイクルされることによって、節約できた電力量は60.5億kWh。
この電力量は、日本全世帯のおよそ12日分にもなります。

もし、アルミ缶がリサイクルされなければ、鉱石を掘ってから始まって、またアルミニウムを作らなければいけなくなります。
それだけ、エネルギーが使われてしまいます。

意外にもアルミ缶をリサイクルすることで節電に繋がるんですね。

船の鉄クズリサイクル 船舶解体実績

世界中で中古の船が解体され鉄クズとしてリサイクルされています。
特に、発展途上国では多くの船が解体されています。
解体の途中には、船に残った重油などが海に流出され、環境汚染の問題が指摘されています。

日本も他人事ではなく、日本から使い古された船が多く海外に輸出されています。

船の解体を多くしている国は

世界の船舶解体実績(100総トン以上)

バングラディシュ:50.4%
インド:29.6%
中国:11.2%
パキスタン:3.3%
その他:5.5%
(2008年度 日本造船工業会調べ)

これらの鉄クズは、途上国の経済発展に大きく寄与しています。
例えば、バングラディシュでは、船からとれた鉄クズは、鉄の国内需要の80%を賄っています。

そこで、シップリサイクル条約というもので、環境対策や労働者の安全を確保する取り組みが行われようとしています。
シップリサイクル条約については、こちらにいろいろと資料があります。
http://www.classnk.or.jp/hp/ja/info_service/shiprecycle/

ちなみに、日本で生産される鉄は
鉄鉱石:75%
くず鉄:25%
からだそうです。

廃油からセメントへのリサイクル

東日本大震災の被災地では、海水が混じってしまった油がたくさんあります。
この油は不純物を多く含んでいるため、使用するには処理が必要です。

廃油の分離処理

ある工場では
廃油となった油を、混合タンクという大きなタンクに入れます。
しばらく置くと、タンクの中では、タンクの上部に純度の高い油、下部には海水などが混じった油水に分かれます。
分離された油は、両方ともリサイクルすることができます。

油水からセメントへ

分離処理された油水は、セメントとしてリサイクルされたりもします。
セメントの主な原料は石灰石、酸化鉄、ねん土類の3つです。
これに油水を加えることで油水の不純物が原料の成分を補い、質の良いセメントを作りだすことができるそうです。

石灰石、酸化鉄、ねん土類、油水は同じ巨大かまに入れられ、1450℃~1500℃で溶かされます。
溶かされた物質を冷やしてできるのが「クリンカー」です。

クリンカー

クリンカー

クリンカーを細かく粉砕したものが、私達の知っているセメントです。

缶のリサイクル

私達は、それぞれの自治体によって違いはありますが、缶は缶のゴミの日があって、アルミ缶、スチール缶などを出しますね。

アルミ缶とスチール缶はどのようにしてリサイクルされているのでしょうか?
あるゴミ処理工場では、
アルミ缶とスチール缶をまず高温で燃やして、表面の塗装と飲み残しの水分を飛ばしてしまいます。
その後、磁石を使ってアルミとスチールに分別し、粉砕します。
粉砕され素材(ペレット)となったアルミとスチールは、また缶などの製品に生まれ変わります。

リサイクルにもエネルギーを多く使いますし、面倒だったりしますが、資源を掘り起こし、素材にして製品にするよりも無駄なエネルギーを使わずに済みますね。
それに、リサイクルされることで、ゴミも減ります。

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