カテゴリー : 水のこと

原発災害ロボット「スワン」10年前にできていた。

原発災害で、人が入れないような場所での作業を遠隔操作ロボットにさせるという試みが、日本では10年前に既に開発されていました。
写真は、原発災害ロボット日立製作所「スワン」です。

原発災害ロボット「スワン」

原発災害ロボット「スワン」

日立製作所、三菱重工業、東芝など4社は2001年に遠隔操作ロボットを国の予算30億円で開発・製造され、計6台が製造されました。
しかし、東京電力を中心にした電力会社などが「活用場面はほとんどない」(人が入れないような事故は原発では起きない)と判断したために実用化されませんでした。
それどころか、不要とされた6台は2006年3月、廃棄処分となりました。
現在、1台だけが仙台市科学館で展示されています。

結局、アメリカの遠隔操作ロボットが投入されることになりました。
その後、文部科学省所管の財団法人が2億円で開発した、放射線量を測るロボット2台が利用されることになりしたが、がれきが邪魔となり使用できない状況になってしまいました。

当時から対策をしっかりと進めていけば、今頃遠隔操作ロボットの精度は上がり今回の原発事故でもしっかり活用できていたかもしれません。

無駄になった遠隔操作ロボット「スワン」の税金30億円。
今回投入された放射線を測るロボット税金2億円。

東京電力はどれほどのプライドがあるのでしょうか。
が、国にも活用されるか確定していないものを6台も製造したことにも憤りを感じませんか?

ビニール袋は禁止!インド旅行では注意!

写真素材 PIXTA

インドの首都デリーではレジ袋を持っているだけで10万ルピー(約19万円)の罰金が科せられます。
捨てられたビニール袋で排水溝が詰まったり、袋の中に溜まった水からマラリアやデング熱といった蚊が媒介する病気の原因になってしまったため。
そのため、客・店・ホテル・病院を問わず、レジ袋の使用・所持・保管は全て禁止!となりました。
この法律は、旅行者にも適用されます。
急激な経済成長のインドは、二酸化炭素排出量が、アメリカ、中国、ロシア、日本に次いで世界第5位となっています。
ここまで極端なことをした方が良いのかもしれませんね。

他の国でも、ルワンダ、ブータン、バングラデシュは、ビニール袋を違法としています。

木材からバイオオイルをつくる世界初の新技術

新日鉄化学の技術提供を受けて、栃木県森林組合が国の支援を受けて行っている取り組み。
木からバイオオイルをつくるというもの。

作り方は
粉末状にした木材に特殊な液体(※1)を混ぜる。
その後、マイクロ波で加熱する。
(マイクロ波は電子レンジと同じ仕組みが使われています。)
熱した木材は成分が分解されバイオオイルに変化するとのこと。

バイオオイル製造

バイオオイル製造


先進のその先へVol.16[PDF]参照)
このようにできたバイオオイルは、工場の燃料や、プラスチック、発泡スチロール製品をつくる原料にできます。
エネルギー量は、石油の半分ほど。

バイオオイルの炭素(カーボン)はもともと大気中のCO2を樹木か光合成によって固定したものです。
石油代替製品として使用されたときにCO2を発生しても、実質的には大気中のCO2を増加させないというカーボンニュートラルな特性を持ちます。

日本の林業では、曲ったり細い木は商品にならないので、山にそのまま捨て置かれてしまいます。
その量は、年間800万トンもあると言われています。
もし、この技術を山に持ち込んで、商品にならない木をバイオオイルにすることができれば、コンパクトになり運搬しやすくなります。
また、これを売れば、お金にならないと言われる林業を救うことになります。
経済活動と環境問題の両方に良い技術ですね。

※1 特殊な液体は企業秘密で、値段は高くなく一般家庭にあるかもしれない液体だそうです。

高速増殖炉「もんじゅ」はどうなる?

高速増殖炉(こうそくぞうしょくろ)とは、高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう。
単純化していえば、消費した以上の燃料(プルトニウム)を生み出すことができる原子炉のこと。

福島第1原発のような軽水炉は、冷却材に軽水(普通の純水)を利用するが、高速増殖炉は、液体ナトリウムなどの溶融金属を利用する。
液体ナトリウムは制御が難しい。
2010年中国が臨界実験に成功したが、運転中の実証炉は無い。

高速増殖炉「もんじゅ」の事故

1995年12月、もんじゅはナトリウム漏洩火災事故が発生して運転を休止。
その後2011年春の発電を目指し、2010年5月に運転を再開した。
しかし、2010年8月には炉内中継装置が原子炉容器内に落下する事故を起こした。
落下した中継装置とは、燃料棒を交換するために必要なもので、中継装置がなければ発電できないだけでなく、運転を休止することもできない。
引き揚げ作業はこれまですべて失敗。
今後は数十億の保全費と別に、装置回収に使う器具等の製造に伴い、さらに約17億円かかるという。
総額2兆円がつぎ込まれている。

福島原発のような原発以外にも、日本には危険な原子力施設がある。
福島原発事故から信用を失った原発。
今後、「夢の原子炉」として注目されたもんじゅは活用されることがあるのか?
それとも、危険なゴミとなってしまうのか?

セヴァン・スズキさん 伝説のスピーチ

セヴァン・スズキさん 伝説のスピーチ動画(日本語字幕)

セヴァン・スズキさん
1979年11月30日 カナダ生まれ。
9歳でECO(子ども環境NGO)を立ち上げる。
1992年(当時12歳)ブラジル リオデジャネイロで開催された「地球サミット」で6分間スピーチをした。
そのスピーチは「伝説のスピーチ」として現在も紹介されている。

TOP