カテゴリー : 資源

日本海側のメタンハイドレートは無限!?

東スポの記事ですが、
独立総合研究所の青山繁晴代表のお話で気になることが載っていました。

「日本海側のメタンハイドレートは表層型といい、海底に塊となって露出している。太平洋側は取ったら終わりだが、表層型は海底からメタンハイドレートの柱が立っていて、粒々が毎日、作り出され、溶け出している。いわば地球の活動が続く限り、生成され、100年分どころか埋蔵資源の常識を覆す量になる。」

メタンハイドレートで資源大国への道

日本海側のメタンハイドレートは、表層型だから無限につくられ続ける。

ということのようです。

これが本当ならすごいことですね!!

キプロスに巨大ガス田。60兆立方フィートも!?

今、金融問題で注目されているキプロス。
キプロスには最近巨大なガス田が発見されているようです。

アメリカのノーブルエナジー社は、キプロス沖で約7兆立方フィートの天然ガスを発見したとしています。
この量はドイツのガス需要の3年分にも相当し、最大800億ドル(約7兆6700万円)の価値があります。
これはキプロスのGDPの3倍以上に相当。

また、そこからわずか30キロほどのところに、巨大なガス田が見つかっています。

これを踏まえて、
「キプロスのガス埋蔵量は最大60兆立方フィートに上る。」
という方もいるようです。
(これはイギリスのガス需要の約21年分に相当)

しかし、LNGプロジェクトにはお金も時間もがかかります。
1つのプロジェクトで70~150億ドルもかかる可能性があるようです。
安く済ませるには、海底パイプライン敷設という方法もあるが、キプロス島の北半分を占領するトルコは、キプロス沖のガス田開発に反発しているため難しい。

さまざまな問題をはらんでいるキプロスのガス田。
金融問題に揺れるキプロス政府は、
銀行預金への課税されるかもしれない一部預金者に、この天然ガス資産から債権を配布することを計画しているようです。
しかし、ガス価格では、他国と競合することになるため、現実的には困難との見方も。
せっかく天然ガスを輸出できるようになっても、価格が折り合わずに誰も購入してくれないなんてなったら目も当てられないですもんね。

メタンハイドレート採取に成功!生産技術の確立は5年後をめどに。課題と懸念は?

日本は、将来の国産天然ガスの資源として期待されている「メタンハイドレート」について、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功した。
今回の試験開発では、海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスの採取に成功。
今回、試験開発されている海域だけでも、日本の天然ガス消費量の14年分の埋蔵量が見込まれている。
この採取から二週間ほどかけて安定的に採取できるかを調査するとのこと。
2018年か19年をめどに商業化に必要な生産技術も準備できる見込みだという。

日本近海での埋蔵場所

ほかの地域では、新潟県の上越沖や北海道の網走沖、日本海の秋田県から山形県にかけての沖合などで実際にメタンハイドレートが確認されている。
メタンハイドレート埋蔵の可能性が指摘されているのは、紀伊半島から四国、九州にかけての太平洋沿岸。
日本近海だけで日本の天然ガス消費量の約100年分は埋蔵されているとの指摘も。

今後、本格的にメタンハイドレート実用化が進めば、日本の輸入依存体質を変えることができる。

これからの課題

通常の天然ガスは、埋蔵している地層にパイプを通せばガスが出てくるのに対し、メタンハイドレートは、シャーベット状の固体からガスだけを取り出す必要がある。
このため、今回の試験採取については、アメリカで生産が増加しているシェールガスと比べても、コストは17倍になっているという試算も。
また、一般的なガス田に比べると、メタンハイドレートからガスを採取する効率は10分の1程度とされ、効率の悪さも課題。
ちなみに、これまで開発には588億円が投じられている。

こんな懸念も

海底から土を大量に取り除くと、メタンハイドレートが閉じ込められている堆積層に変化が生じる可能性がある。
掘削が引き金となって海底地滑りが起き、津波が発生する可能性があるとの指摘も。
また、メタンハイドレート抽出時に、誤って大気中にメタンを放出した場合、気温の上昇などの危険性もあるとのこと。

WIRED参照
メタンハイドレートへの期待と懸念:「日本の海底採取成功」は何をもたらすか
メタンハイドレートの二面性:「新エネルギー」+「温暖化を激化させる脅威」

メタンハイドレートから天然ガス採取が成功したことは国産天然ガス資源の実用化に大きく近づいた気がしますね。
危険性については、何をしても危険はつきまといますね。
これまで通り原発に頼っても危険がありますし。
今後に期待ですね!

世界のエネルギー消費量(原油換算) 2011年

イギリス石油大手BP社によると
2011年の世界エネルギー消費量は、原油換算で123億トン。
最も古いデータの1965年に比べて3.3倍に達した。

世界エネルギー消費量 資源別割合

  • 石油:33.1%
  • 石炭:30.3%
  • 天然ガス:23.7%
  • 水力:6.4%
  • 原子力:4.9%
  • 再生可能エネルギー:1.6%

となり、化石燃料が87.1%を占めている。

また、2011年の世界再生エネルギー利用料は、原油換算値で約2億トン。
資源全体の1.6%。(前年比18%増)
国別では

  1. アメリカ:4500万トン
  2. ドイツ:2300万トン
  3. 中国:1800万トン

アメリカは、バイオ燃料の生産が大きく寄与している。

日本の世界再生エネルギー利用料は。原油換算値で740万トン。
日本は、2012年から再生エネルギー固定買取制度が導入され、太陽光や風力など発電所の建設ラッシュを迎えているため、今後増加していくと見られる。

国際エネルギー機関(IEA)によると、2035年時点で世界のエネルギー消費量は原油換算値で172億トンに増加すると見込んでいる。

ちなみに、2001年の世界エネルギー消費量は、世界全体で原油換算約91億トン。

発電用の石炭価格・消費量(日本)

電力会社が購入している発電用の石炭価格っていくらなのか?
と思って調べたら出てきた記事です。

日本の発電 石炭の発電割合と消費量

電気事業連合会によると、11年度に日本国内で発電用電源に占めた石炭の割合は25%。
発電コストが割安なため常時フル稼働している火力発電所が多い。
発電用石炭の電力10社の消費量は年間約5000万トン。
東京電力は年間400万トンの石炭を消費している。
日本の電力会社は年間契約で調達する豪州産の石炭価格を年4回に分けて交渉している。

発電用石炭 2012年7月からの年間契約価格 東京電力
東京電力とスイス資源大手エクストラータが交渉していた発電用石炭(一般炭)の7月契約の価格交渉が値下げで決着した。新価格は1トン95ドル前後となり、1年前と比べ25%、4月契約時点と比べると17%それぞれ下落。
値決めの指標となる豪州、ニューカッスル港のスポット価格は直近6月中旬時点で1トン約86ドル(コーリンクインデックス調べ)。1年前と比べ28%、3月末と比べ18%それぞれ安い。
日本の電力業界は全体の石炭調達量の6割強を4月~翌年3月の契約でまかなう。7月~翌年6月契約分は1割弱にすぎない。
7月からの契約分は全体の25%を占める。
(日経新聞2012年7月4日の記事を参考)

発電用石炭 2012年10月からの年間契約価格 東北電力
東北電力とエクストラータが交渉していた発電用石炭の10月からの年間契約価格は、主力のオーストラリア産で前年比23%の値下げで決着。
豪州産の発電用石炭は1トン96.90ドルと前年に比べ30ドル弱(23%)下がった。年間で調達量が最も多い12年4月からの年間契約分に比べても16%安い。
年間価格の交渉に影響するスポット価格は豪州のニューカッスル港積みで現在、1トン85ドル強と2年10カ月ぶりの安値をつけた。
10月からの年間契約量は電力会社が調達する発電用石炭の20~25%を占める。
(日経新聞2012年10月24日の記事を参考)

発電用石炭の価格下落の要因

石炭の供給面
石炭の生産や出荷は天候に左右されやすい。
しかし、今年は豪州鉱山を主力にする豪英資源大手のBHPビリトンの7~9月の発電用石炭の生産量は前年同期比6%増。
英豪資源大手リオ・ティントの生産も増加。

石炭の需要面
世界経済の悪化で需要にマイナス。
欧州への輸出が伸び悩み。
中国の産業向け電力の需要の伸び悩み。
中国では石炭が発電用電源の8割前後を占める。

などで石炭の需給の緩和されているため、石炭の価格は下落している。

日本の電力会社のコスト負担が軽減されますね。
液化天然ガス(LNG)や石油の価格は、なかなか下がってきてませんので、大きな負担減にはなっていないようです。

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