カテゴリー : 二酸化炭素

シェールガスの映画『GasLand』

GasLand(日本語字幕付)

先日『シェールガスとは』というエントリーで書いた環境汚染の問題。
GasLandという映画予告の中に水道にライターを近づけると燃える。
などのシェールガス掘削現場近くで起こっていると指摘されている現象が紹介されています。
開発業者は「シェールガスの掘削とは関連性はない。」としています。
このような状態になった地域からすると、シェールガスを手に入れる対価としては代償が大きすぎます。

このような状況を見ると、掘削方法は確立されてなどなく。
これから多くの環境汚染と様々な人が犠牲になってしまいそうですね。
この映画が公開されたのは2010年のようなので、このときよりは技術革新したのかもしれませんが。
最近のニュースでも同じような特集が組まれていたので、問題は解決されていないのでしょう。

ちなみに、この映画『GasLand』観たくて近くのレンタルショップを探したけどありませんでした。
TSUTAYAオンラインでレンタル在庫を探しても見つからないので、日本には来ていないのかも。
オーストラリアではレンタルしてるみたい。。。残念!!

シェールガスとは

シェールガスとは

シェールガス(Shale gas)は、地下100~2600mにある「シェール層」という硬い岩盤の地層に含まれる天然ガス。
近年シェールガスを取り出す技術が確立され、アメリカで本格的な事業化が成功しています。
アメリカでは、シェールガスが豊富に埋蔵されていることが確認されており、毎年5割増のペースで増産されています。

採掘方法

シェール層までパイプを通し、高い圧力をかけて地中で特殊な化学物質を噴射して岩を砕き、そこから漏れるガスをパイプで回収する方法。

生産地の多様性

米エネルギー情報局(EIA)によると、
世界の今後採掘が可能なシェールガスの埋蔵量は
中国:1275兆立法フィート
アメリカ:862兆立方フィート
アルゼンチン:774兆立方フィート
メキシコ:681兆立方フィート
南アフリカ:485兆立方フィート
オーストラリア:397兆立方フィート
カナダ:388兆立方フィート
と世界中に散らばっています。

天然ガス全体の供給量が増えているため、アメリカの2011年11月の天然ガス価格は1000立方メートルあたり117ドルで、2008年のピーク時に比べ25%程度にまで価格は下落しています。

発熱量に対する二酸化炭素の排出量

石炭10:石油8:天然ガス6
と他の化石燃料に比べると環境への影響が軽減されることになります。

日本では、原子力発電所の稼働が停止しているため、火力発電に使うためにシェールガスの確保に動いています。
アメリカは、天然ガスの輸出を規制しているため、現在交渉が進められています。

他にも、オバマ大統領は2012年2月天然ガスを自動車で活用するための研究費3000万ドルを投じると表明しています。

シェールガスの環境問題

温室効果ガスの排出量は減少させることができますが、
化学物質を使ってシェール層を砕く掘削方法では地下水の汚染が心配されています。
また、シェール層を砕くことで地震を誘発しているという指摘が出ています。
地下水の汚染によって、水道水が飲めなくなり配給される水に頼って生活をしている地域もでているといいます。
さらに、水道水にシェールガスが混入しており、水道水を出しながらライターの火を近づけると燃えたり、
水道水から、ヒ素やストロンチウムなどの化学物質が検出されたという地域もあるそうです。

シェールガスの開発業者・掘削業者は水道水の汚染は事業とは関係ないとしています。
オハイオ州では、シェールガスの開発が始まった時期から地震が頻発し、2011年12月31日にM4.0クラスの地震が起こったことと、シェールガスの掘削に因果関係があるのではないかと指摘され、調査のために5つの井戸が操業停止となっています。

バイオ燃料の生産量が低下

年々増加傾向にあったバイオ燃料の生産量が2011年減少しました。
IEAの発表では、

  • 2011年 バイオ燃料の生産量:181.9万バレル / 日
  • 2010年 バイオ燃料の生産量:182.2万バレル / 日

とわずかに減少。

生産量減少の原因
主要国アメリカやブラジルでバイオ燃料の利益幅が縮小したこと。

バイオ燃料の生産量が減少したことで

  • 穀物価格の上昇が緩和される。
  • ガソリン需要の増加に伴って、ガソリン価格の上昇が懸念される。

経済と環境問題は切っても切り離せないですね。

川崎火力発電所 コンバインドサイクル発電 熱効率

コンバインドサイクル発電プラントでは、ガスタービンを使って発電した後、その排熱を利用して作った蒸気により蒸気タービンを回転させ、もう一度発電します。
そのため、熱効率が良くなります。

蒸気タービンだけの火力発電所では、熱効率が約43%。
現在の川崎火力発電所のコンバインドサイクル発電 熱効率は約59%。
(燃焼温度を1500℃までアップさせた「MACC」と呼ばれるタイプ)
今後2016年までに熱効率を約61%を目指している。

1950年代の火力発電に比べると、なんと約2倍~3倍以上の水準になっています。

太陽光発電の導入状況

日本のエネルギー自給率いは約4%。
これは、先進国の中で低い水準です。
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入促進はエネルギー自給率に貢献し、発電時に二酸化炭素をほぼ排出しないといわれます。

日本での太陽光発電の導入状況は最新の統計で2009年度 262.7KW(発電出力ベース)となっています。
2008年度は214.4万KWでしたので、大幅に増加しています。

日本の太陽光発電導入推移グラフ

日本の太陽光発電導入推移グラフ

このように、年々右肩上がりの増加を続けています。
2010年度も増加しているとみられています。
2011年度も東北の大震災以来、再生可能エネルギーの導入が進み、さらに太陽光発電の増加が見込めそうです。

住宅用の太陽光発電は約70万戸に導入されているといわれており、今後10数倍の導入余力はあるとみられています。

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