福島第1原発事故の放射能被害をめぐる問題で、東京電力は放射性物質を「無主物」と主張している。

無主物とは、所有者のない物。誰のものでもない物。

福島県二本松市の株式会社サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部のゴルフ場は、2011年8月、東京電力に対し、汚染の除去や経営維持費を求める仮処分を申し立てていた。
しかし、12月2日に行われた初めての調停で、東京地裁は
「除染は国が責任を持って推進すると示されていて、線量も営業に支障はない。」
とし、申請を却下した。
二本松ゴルフ倶楽部は、即時抗告した。

東京電力の主張は、「原発から放出された放射性物質には所有権がなく、付着した土地の持ち主に所有権がある。」という。

「無主物」問題をTVキャスターが東京電力に対して質問した。

TV「東電が、原発由来の放射能を『無主物である』と主張したことに対して、国民から非難の声が上がっていますが、それについてどのように考えるか?」
東電「はい。あの~、個別の法係争中の案件につきましては、私どもからコメントすることはございません」
TV「別の場所でも、それはあてはまることだと思うんですが、そういう場所に関するものも、無主物ということになる?」
東電「はい。あの~、私どもといたしましては、私どもの見解は、裁判の中で申し上げている通りでございます」
TV「裁判の中では無主物と言っていたが、そういう認識でいいのか?」
東電「二本松のゴルフ場の係争中の案件でございますけれども、そちらに関しましては、裁判の中で申し上げている通りでございます」
TV「東京都内でも、ホットスポットなどが発見されたときには、それは無主物?」
東電「あの、個別の裁判に関わる案件につきましては、私どもからコメントすることはございません」

責任について、東京電力は、
「事故の当事者といたしましての責任は、あるというふうに思っておりますし、事故の収束に向けて、全力で取り組んでいるということもございます。また、除染活動につきましても、私どもができるかぎりのご協力等はさせていただいておりますけれども」

協力ね・・・
協力してあげてると・・・
私たちの放射性物質じゃないけど、協力してあげてるけど?
みたいなことですか・・・

12月15日、環境大臣が東京電力の社員36人を福島で除染活動にあたる除染活動推進員というものに任命した。
細野大臣「政府と東京電力に責任がある今回の事故による放射性物質を回収する意味合いがある。協力をお願いしたい。」
東電西澤社長「除染活動が円滑に進むよう、最大限取り組みます。」

これも協力願うことでしょうか?
東電は率先して自分からやるべきでしょう。

二本松ゴルフ倶楽部とは別の福島県内ゴルフ場では。
セシウム量の検査を民間機関に委託したところ、4万4,000ベクレル(Bq)もの、セシウムがこのグリーンからは検出されたという。
このゴルフ場では、東京電力に対して、除染費用と損害賠償を合わせて、およそ110億円を請求。
しかし、二本松ゴルフ倶楽部の事例で「仮処分申請が却下された」という文言の書類が送られてきただけだという。

なんでもアリすぎて、感動すら覚える。

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