ドイツの電気料金は、日本が導入した再生可能エネルギーの固定買取制度を早くに導入しています。
電気代が高くなっている。
とか、実はそうでもない。
とか、いろいろな話が交錯していますので、紹介。

とりあえず、
ドイツの電気代は安いという話から

日本再生可能エネルギー研究所

2011年の家庭用の月額電気料金で見ると
月額:  ドイツ 7423円 > 日本7041円

と、確かにドイツの方が高いのですが、
実は、両国の料金の決定的な違いは税金にあります。
ドイツでは、付加価値税に加えて電力税があり、実に電気料金の4分の1が税金です。
一方、日本は消費税です。

税金を除いた料金比較は、以下の通りです。
税抜月額:ドイツ 5629円 < 日本6706円

2012. 1. 9
ドイツに見る固定価格買い取り制度(FIT)の電気料金への影響②
~税抜き電気料金で見えてくる、日独の「本当の料金比較」

八百八町

ミュンヘンでは、安くて、年間に最大5600 kWh使用される前提で(これは4人家族当たりです)、固定価格687.96 €がかかりますよ。
今日の為替レートで66,695.31円です。
つまり、1kwhあたり12.26ユーロセントです。
しかも、全部再生可能エネルギーで出来ている電気だと保証されている電力供給会社です。
・・・
年間に固定価格を設定しない場合は、もっと安くできます。
1kWhあたりに11.29 ユーロセント、年間使用量が同じ5000kWhにすると、年間で、たった561.03ユーロ(54,389.90円)になります。(ただし、ここも、消費量が5000kWhを超えると、高くなります)

ドイツの電気代と日本のテレビの嘘

ドイツの電気代は高いという話

産経新聞 | 東日本大震災500日 世界の原発、変わる流れ

02年に脱原発計画を決めたドイツは、太陽光、風力発電を総発電量の約12%まで成長させた代替エネルギー確保の成功例だ。福島第1原発事故後の11年7月には、22年末までの原発全廃を法制化した。しかし、電力価格高騰が国民生活を直撃している。太陽光や風力発電で作られた電気を電力会社に固定価格で買い取らせる制度が00年に導入され、買い取り費用が電気料金に上乗せされていることが一因だ。

ドイツの12年の家庭用電気料金は1キロワット時あたり25・74ユーロセント(約25円)の見通しで、00年に比べて約85%も値上がりした。消費者団体は「10世帯に1世帯の割合で電気料金を払えなくなっている」と指摘する。

電気料金高騰を受け、ドイツは6月29日、太陽光発電の買い取り価格の約20~30%引き下げを決めた。しかしそれでも「30年までに買い取り費用などで3000億ユーロ(約29兆円)の負担が必要」との試算もある。コストの安い原発は次第に支持を取り戻しつつある。

東日本大震災500日 世界の原発、変わる流れ | 産経新聞

日本の電気代の国際比較 | アゴラ

東電憎しの風潮の中「日本の電気代は世界一高い」などという発言が、様々なところで聞かれたが、それは事実に反している。確かに日本の電気代は安くはないが、欧州各国よりはおおむね安い水準になっている。

2010エネルギー白書 電気料金国際比較

2010エネルギー白書 電気料金国際比較

出所:OECD/IEA ENERGY PRICES & TAXES 3rd Quarter 2009
2010エネルギー白書フランスは原発で8割以上の電気を生産している。近年は、ドイツの脱原発運動などから、電気の輸出国としての存在感を高めている。FUKUSHIMAにより最も得をしたのは実はフランスなのかもしれない。敗者は今後、電気代が上がり、産業の流出などに苦しむドイツであろう。そのドイツが放射能をはじめとした汚染物質を最も放出する石炭火力に依存しているのは、何とも皮肉である。
日本の電気代の国際比較

電気料金の国際比較

世界の電気代の時系列推移

電気料金国際比較 時系列推移

電気料金国際比較 時系列推移

電気料金国際比較

ざっと簡単にメモ的な記事でした。

sponser