電力会社が購入している発電用の石炭価格っていくらなのか?
と思って調べたら出てきた記事です。

日本の発電 石炭の発電割合と消費量

電気事業連合会によると、11年度に日本国内で発電用電源に占めた石炭の割合は25%。
発電コストが割安なため常時フル稼働している火力発電所が多い。
発電用石炭の電力10社の消費量は年間約5000万トン。
東京電力は年間400万トンの石炭を消費している。
日本の電力会社は年間契約で調達する豪州産の石炭価格を年4回に分けて交渉している。

発電用石炭 2012年7月からの年間契約価格 東京電力
東京電力とスイス資源大手エクストラータが交渉していた発電用石炭(一般炭)の7月契約の価格交渉が値下げで決着した。新価格は1トン95ドル前後となり、1年前と比べ25%、4月契約時点と比べると17%それぞれ下落。
値決めの指標となる豪州、ニューカッスル港のスポット価格は直近6月中旬時点で1トン約86ドル(コーリンクインデックス調べ)。1年前と比べ28%、3月末と比べ18%それぞれ安い。
日本の電力業界は全体の石炭調達量の6割強を4月~翌年3月の契約でまかなう。7月~翌年6月契約分は1割弱にすぎない。
7月からの契約分は全体の25%を占める。
(日経新聞2012年7月4日の記事を参考)

発電用石炭 2012年10月からの年間契約価格 東北電力
東北電力とエクストラータが交渉していた発電用石炭の10月からの年間契約価格は、主力のオーストラリア産で前年比23%の値下げで決着。
豪州産の発電用石炭は1トン96.90ドルと前年に比べ30ドル弱(23%)下がった。年間で調達量が最も多い12年4月からの年間契約分に比べても16%安い。
年間価格の交渉に影響するスポット価格は豪州のニューカッスル港積みで現在、1トン85ドル強と2年10カ月ぶりの安値をつけた。
10月からの年間契約量は電力会社が調達する発電用石炭の20~25%を占める。
(日経新聞2012年10月24日の記事を参考)

発電用石炭の価格下落の要因

石炭の供給面
石炭の生産や出荷は天候に左右されやすい。
しかし、今年は豪州鉱山を主力にする豪英資源大手のBHPビリトンの7~9月の発電用石炭の生産量は前年同期比6%増。
英豪資源大手リオ・ティントの生産も増加。

石炭の需要面
世界経済の悪化で需要にマイナス。
欧州への輸出が伸び悩み。
中国の産業向け電力の需要の伸び悩み。
中国では石炭が発電用電源の8割前後を占める。

などで石炭の需給の緩和されているため、石炭の価格は下落している。

日本の電力会社のコスト負担が軽減されますね。
液化天然ガス(LNG)や石油の価格は、なかなか下がってきてませんので、大きな負担減にはなっていないようです。

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