物理学者のルドルフ・クラジウス(1822~1888)という人は熱力学第2法則を発見した人とも言われている。
このクラジウスさんは、1885年に
「どんな財も、その時期に生産できる分量を超えて消費することは許されない。」
という経済学の法則を引き合いにしてこんなことを言っています。
「私たちが消費できる燃料は森林の成長によって新しく生産される分量だけあるはずであった。
石炭は遠い過去に、地上に存在しえいた植物の成長によって長い時間をかけ形成・堆積したもの。現在われわれはそれを消費する際に莫大な遺産を消尽する幸せな相続人のようなふるまいをしている。」
このままでは、石炭の枯渇がそう遠くない未来に問題になるだろうと警告をしていました。
また、石炭の時代が終わり、将来的には滝の落下による水力発電など、太陽によって得られる自然エネルギーに移行しなければならないと結論している。

125年前に、今と同じようなことを言っているのです。
私たちは、まったく進歩していないということですね。
エネルギー効率は上がって水力発電や太陽光発電を一部に導入しても、人口が劇的に増え、むしろ、クラジウスの時代よりも何十倍、何百倍もの化石燃料を使ったエネルギーが消費されている状態です。

エネルギーは枯渇に向かい、同時に環境が汚染され続けさまざまな影響がでています。
日々目に見えない変化でも、確実に破滅に向かっている気がします。

sponser