物質循環を考えたとき、必要不可欠なしくみが食物連鎖です。
食物連鎖には「生食連鎖」と「腐食連鎖」があります。

生食連鎖は、動物が生きたままの植物を摂取することから始まる食物連鎖。
腐食連鎖は、菌類が生食連鎖で排出された、デトライタスを摂取することから始まる食物連鎖。

デトライタスとは、腐敗した動植物、排泄物などの有機物。
菌類はその有機物を無機物に分解します。

食物連鎖で菌類が作った無機物は、植物に摂取され、植物は動物に摂取され生食連鎖に組み込まれます。
または、デトライタスになって腐食連鎖に組み込まれます。

有機物を無機物に分解する菌類の体も、有機物です。
菌類もデトライタスになって腐食連鎖に組み込まれるか、地中の虫などに食べられ生食連鎖に組み込まれます。

このように、多くの生態系では、生食連鎖と腐食連鎖の2つを備えています。
この働きによって、物質循環の持続性を保っています。

植物と菌類の間で交換される有機物と無機物は大規模です。
普段目にしている動植物よりも菌類やデトライタスの方がはるかに多く、腐食連鎖を流れる物質とエネルギーは生食連鎖に比べて、はるかに大きい。

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