新日鉄化学の技術提供を受けて、栃木県森林組合が国の支援を受けて行っている取り組み。
木からバイオオイルをつくるというもの。

作り方は
粉末状にした木材に特殊な液体(※1)を混ぜる。
その後、マイクロ波で加熱する。
(マイクロ波は電子レンジと同じ仕組みが使われています。)
熱した木材は成分が分解されバイオオイルに変化するとのこと。

バイオオイル製造

バイオオイル製造


先進のその先へVol.16[PDF]参照)
このようにできたバイオオイルは、工場の燃料や、プラスチック、発泡スチロール製品をつくる原料にできます。
エネルギー量は、石油の半分ほど。

バイオオイルの炭素(カーボン)はもともと大気中のCO2を樹木か光合成によって固定したものです。
石油代替製品として使用されたときにCO2を発生しても、実質的には大気中のCO2を増加させないというカーボンニュートラルな特性を持ちます。

日本の林業では、曲ったり細い木は商品にならないので、山にそのまま捨て置かれてしまいます。
その量は、年間800万トンもあると言われています。
もし、この技術を山に持ち込んで、商品にならない木をバイオオイルにすることができれば、コンパクトになり運搬しやすくなります。
また、これを売れば、お金にならないと言われる林業を救うことになります。
経済活動と環境問題の両方に良い技術ですね。

※1 特殊な液体は企業秘密で、値段は高くなく一般家庭にあるかもしれない液体だそうです。

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