ヨーロッパの由緒あるコンテスト、アンタントフローラルでもっとも美しい村の称号を得たレッヒ村。
人口1400人ほどの小さな村。
しかし、世界の王族が訪れる高級観光地。
冬は世界的なスキーリゾートとなっている。

このような観光地になったは、自然を大切に保ったことが貢献している。

レッヒの自然保護・環境への取り組み

  • レッヒ村では、どの川の水も直接飲むことができる。
    これは、水源地域には、関係者以外の立ち入りが禁止され、土地開発も禁止され水源が大切にされている。
  • 森を切り開くような開発を行わないように、山頂への移動は地下トンネルが作られた。
    食糧品などをホテルに送るのは、電気自動車が使用されている。
  • スキーリフト券は、販売枚数1万4,000枚までと制限し観光客の数が増えすぎないよう配慮している。
  • エネルギーは、木質バイオマス地域暖房システムというものを採用している。
    主に木材工場などで出た廃材を燃やし、熱湯をつくり、各家庭へ熱エネルギーを送っている。
    使用量は一括管理され、ほぼ全家庭、ホテルで利用されている。

レッヒの景観への取り組み

  • 景観は、観光客が利用する駐車場をすべて地下駐車場にすることで保っている。
  • 山頂付近のホテルへの道は、山の中にトンネルをつくり、地下からホテルに入るように整備されている。
    このトンネルはプランを考えてから、すべての関係者を説得するだけで10年かかったそうです。
    さらに、建設費10億円かかり、建設費は、ホテルのオーナーや住民が負担した。
    その後、観光客が30%増えたそうです。
  • レッヒ村はかつて、スキーの世界選手権の開催地としてオファーをうけたことがある。
    しかし、そのときに世界選手権を受け入れるか住民投票を行ったところ、自然破壊につながるということで圧倒的に反対が多く、受け入れを拒否した。

地域住民の意識が高いですね。
経済成長や目先の利益だけを求めない姿勢が、世界的な高級リゾート地とまでなれた要因。
自らの負担も辞さないのがすごい。
もし、自分が自然のためと負担を求められたら、同じように行動できるだろうか?
と考えてしまいます。

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