シェールガスとは

シェールガス(Shale gas)は、地下100~2600mにある「シェール層」という硬い岩盤の地層に含まれる天然ガス。
近年シェールガスを取り出す技術が確立され、アメリカで本格的な事業化が成功しています。
アメリカでは、シェールガスが豊富に埋蔵されていることが確認されており、毎年5割増のペースで増産されています。

採掘方法

シェール層までパイプを通し、高い圧力をかけて地中で特殊な化学物質を噴射して岩を砕き、そこから漏れるガスをパイプで回収する方法。

生産地の多様性

米エネルギー情報局(EIA)によると、
世界の今後採掘が可能なシェールガスの埋蔵量は
中国:1275兆立法フィート
アメリカ:862兆立方フィート
アルゼンチン:774兆立方フィート
メキシコ:681兆立方フィート
南アフリカ:485兆立方フィート
オーストラリア:397兆立方フィート
カナダ:388兆立方フィート
と世界中に散らばっています。

天然ガス全体の供給量が増えているため、アメリカの2011年11月の天然ガス価格は1000立方メートルあたり117ドルで、2008年のピーク時に比べ25%程度にまで価格は下落しています。

発熱量に対する二酸化炭素の排出量

石炭10:石油8:天然ガス6
と他の化石燃料に比べると環境への影響が軽減されることになります。

日本では、原子力発電所の稼働が停止しているため、火力発電に使うためにシェールガスの確保に動いています。
アメリカは、天然ガスの輸出を規制しているため、現在交渉が進められています。

他にも、オバマ大統領は2012年2月天然ガスを自動車で活用するための研究費3000万ドルを投じると表明しています。

シェールガスの環境問題

温室効果ガスの排出量は減少させることができますが、
化学物質を使ってシェール層を砕く掘削方法では地下水の汚染が心配されています。
また、シェール層を砕くことで地震を誘発しているという指摘が出ています。
地下水の汚染によって、水道水が飲めなくなり配給される水に頼って生活をしている地域もでているといいます。
さらに、水道水にシェールガスが混入しており、水道水を出しながらライターの火を近づけると燃えたり、
水道水から、ヒ素やストロンチウムなどの化学物質が検出されたという地域もあるそうです。

シェールガスの開発業者・掘削業者は水道水の汚染は事業とは関係ないとしています。
オハイオ州では、シェールガスの開発が始まった時期から地震が頻発し、2011年12月31日にM4.0クラスの地震が起こったことと、シェールガスの掘削に因果関係があるのではないかと指摘され、調査のために5つの井戸が操業停止となっています。

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