一般的に地熱とは、150℃以上を指しこれ以下の低い温度では、発電に使用するのは効率が悪い。
とされてきました。
しかし、技術的に改良が進み、150℃以下でも発電利用をする動きが活発化している。
現在放出されているこの低温の地熱を発電にまわすと、日本全体で原発7基分の751万kWあるとされている。

兵庫県神戸市の川崎重工業 神戸工場

2年前から低温の廃熱を利用して発電できるバイナリー発電装置を設置した。
このバイナリー発電装置では、80~130℃の廃熱で水よりも沸点の低いフロンやアンモニアなどのを蒸気にしタービンを回し発電している。
この工場から出る排熱で最大250kWの発電をしている。
発電施設の広さは、25m2程度。

新潟県の松之山温泉

2011年12月から環境省の実証実験としてバイナリー発電を設置。
出力は50kWで、フルで発電すると年間40万kW。
100度以下の温泉の熱を利用したバイナリー発電は国内初。
ここでは97度程度の温泉の熱で発電している。

しかし、2012年7月~温泉内の天然ガスが急増し水量と熱量が確保しづらくなり発電が休止状態になっている。

松之山温泉バイナリー発電システム

今は、立ち上がりの段階なので、さまざまなトラブルもあるようですが、
工場の廃熱や温泉の熱を利用したバイナリー発電は、国の補助などが入りながら導入を進めている民間や自治体が増えているようです。

今後のバイナリー発電の市場規模

2020年に約440億円見込まれる。
(日本総研)

同じ試算では
風力発電は、2020年に約1200億円。

とされています。

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