世界で初めて地球温暖化を指摘した人

世界で初めて地球温暖化を指摘した人は、
スウェーデンの科学者スヴァンテ・アレニウスが、1896年に論文で
「大気中の二酸化炭素の量の変化が温室効果によって地表の温度に影響を与える。」
と指摘し
「二酸化炭素濃度が2倍になると、気温は5~6度上がる可能性がある。」
逆に、
「二酸化炭素濃度が半減すれば、気温は4~5度下がる。」
と発表しました。

ただ、このころ地球温暖化は好ましいものとして考えられていました。

100年以上前に言われた地球温暖化。

人間の活動によって多く排出してしまう二酸化炭素。

1900年には20億人だった世界人口は、2002年には62億人に達し、2011年の後半には70億人に到達する。
人口増加のスピードは鈍化しているものの2050年には90億人に達する可能性もある。
これから地球はどう変化していってしまうのでしょうか。

温室効果ガスが増えたらどうなる?

地球温暖化という言葉が浸透して、しばらく経ちますが、温室効果ガスが増えたらどうなるのでしょうか?
今後、どのようになっていくと予測されているのでしょう?

温室効果ガスとは、二酸化炭素(Co2)、メタン、一酸化二窒素(N2O)、フロン(HFC、PFC、SF6)、水蒸気などの総称です。
特に、二酸化炭素(Co2)が取り上げられますね。

産業革命以降に排出された温室効果ガスによる地球温暖化への影響の約60%は二酸化炭素によるものだそうです。
(環境問題Q&A50参照)

二酸化炭素濃度推移

二酸化炭素濃度推移

今現在、大気中の二酸化炭素(Co2)濃度は、2008年時点で385ppm。
2000年では368ppmでした。

大気中の二酸化炭素濃度は、化石燃料の使用などによって産業革命以降に一気に増えました。
産業革命以前は1000年~1800年くらいまで、280ppmくらいで推移していました。
38%も二酸化炭素濃度が増加していることになります。

二酸化炭素が増えれば、それだけ地球温暖化に進むと考えると、
2007年のIPCCの報告書では
地球温暖化がこのまま進めば、2100年までに、1990年と比較して地球の平均気温が1.1度~1.6度上昇すると予測されています。
それに伴い、地球上の氷雪が溶けてしまい海面上昇の危機にもさらされてしまいます。
ちなみに、日本の平均気温は100年で1.13度の割合で上昇しています。

「二酸化炭素濃度と地球の温暖化は関係ない」という意見もありますが、
IPCCは「可能性の高さでは、人間が排出している温室効果ガスが、地球の温暖化しているだろう。」
という結論を出しています。

温室効果ガスが地球温暖化する流れ

温室効果ガスがどのようにして地球を温暖化しているのでしょうか?

太陽から放射されている光は、主に可視光線です
可視光線とは、人間の目で見える波長の短い光線。光のことです。

  1. 可視光線が地球に届くまでには、温室効果ガスを含む大気を通過してきます。
  2. 地球に届いた光は、地表に吸収されて、赤外線(熱)に変わります。
  3. 赤外線は、地表から宇宙に向けて放射されます。
    赤外線の性質上、温室効果ガスが含まれる大気を光のように通り抜けることができません。
    通り抜けれないため、大気に熱が吸収されていきます。
  4. 大気が熱を吸収すると、地球は暖められます。

太陽の光の約69%を大気・地表で吸収します。

このようにして、地球が暖められます。
もし、温室効果ガスがなかったら?
地球はマイナス19度になってしまいます。

温室効果ガスがなかったら?

温室効果ガスとは、二酸化炭素(Co2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロン(ハイドロフルオロカーボン[HFC]、パーフルオロカーボン[PFC]、六フッ化硫黄[SF6])、水蒸気などの総称です。
「地球温暖化」という言葉をよく聞くようになってからは、悪いものとして扱われています。

もし、温室効果ガスがなかったら?

現在の地球の平均気温は14度です。
もし、温室効果ガスがなかったら、地球の平均気温はマイナス19度になってしまうと言われています。
南極の昭和基地では、年平均気温はマイナス10.6度
マイナス19度になんてなったら、生物が生きていくにはかなり厳しい環境ですね。

現在の地球の温かさは、適度な温室効果ガスによってもたらされたものです。
実は、「温室効果ガス」はとても役に立っていのですね。

ブラジルのバイオエタノールの歴史

世界的な温暖化や原油高騰で注目をされるエネルギーのひとつ「バイオエタノール」
ブラジルのバイオエタノールのほとんどはサトウキビを原料としている。
ブラジルはサトウキビを原料にしたエタノールの生産規模が世界一となっている。

ブラジルのサトウキビ農業は、1522年ポルトガル人が苗を持ち込み砂糖を生産したことが始まり。

1931年に、政府がガソリンにエタノールを5%混合することを義務づけ、エタノールを自動車用燃料として使用するようになる。

1975年には、政策「国家アルコール計画」により生産量は急激に伸びた。
さらに、オイルショックで原油高騰も後押しして、エタノールへの切り替えが本格的に始まる。

2003年、ガソリンかエタノール100%か燃料を選ぶことのできる「フレックス燃料車」が発売されエタノール消費量が増え、世界的な温暖化対策の意識も高まり、エタノールの輸出量も増えた。
エタノールの生産は大きな産業となっている。
作付けの拡大が増産を支えており、2009/10年度の収穫面積は前年度比5.0%増の741万ヘクタール。
2010/11年度は同10.3%増の817万ヘクタールに拡大するとみられる。
こうなった現在でも、サトウキビの生産余地にまだ余裕があり、新たに作付できる。

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