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火力・水力・原子力の電力発電コスト比較

WBSで放送されていた
『火力・水力・原子力の電力コスト比較』
経済産業省の試算(1kwh)
水力:11.9円
火力(石油):10.7円
原子力:5.3円
としています。

この数字には、致命的に抜けているものがあるそうです。

立命館大の大島堅一教授が独自に試算したところ
水力:7.26円
火力(石油):9.9円
原子力:12.23円

大島教授は、情報公開法を使い公開してもらった情報は、ほとんどが黒塗りだったため、独自に原子力発電のコストを有価証券報告書や国の予算で割り出した結果、原子力発電がもっとも高くなった。

「原子力発電が一番安いと言っているのは日本くらい」と言います。
経済産業省の試算には、含まれていない料金があり

  1. 揚水発電が入っていない。
  2. 自治体に交付する補助金や技術開発費が含まれていない。(約4000億円)
  3. 使用済み核燃料の廃棄料金が含まれていない。
    これは、日本全体で青森県六ヶ所村で再利用される分19兆円分(日本で出される使用済み核燃料の半分)は含まれているが、他の半分は含まれていないといいます。

この3番の使用済み核燃料の分は、大島教授の試算にも含まれていないため、さらに原子力発電のコストは上がる可能性もある。

本当は高コストな発電かもしれない原子力発電。
発電コストに関しては、国が発表している数字は、かなり都合良くいじられていると考えた方が良いのかもしれない。
国の試算だけを信用することはできませんね。

火力発電は、原油価格に左右されるので、今後これ以上になるかもしれない可能性もあるし。
いつでも安定して輸入できる保証はない。
また、環境への負荷が大きい。

水力発電では、クリーンなエネルギーではあるが、設置できる場所が限られるため、原子力発電分をカバーすることは難しい。

当面、原子力とはうまく付き合っていかなくてはいけないと思います。
自然災害ともうまく付き合っていかなくてはいけないので、原子力発電に頼ってばかりはいられないですよね。

日本と世界の電気料金比較

世界の電気料金推移

世界の電気料金推移

このグラフの電力料金は、ドル換算なので各国通貨の為替レートの影響を受けている。

日本は、円高の影響を吸収しているにしても、電気料金が高い状態で推移しています。

イタリアでは原発がないため、電力を輸入している。

ドイツでは、産業用と家庭用に開きがある。
家庭用電力は、何でつくられた電力を使うかを選べる。
クリーンエネルギーは、他の電力に比べると高くなっている。
なんと、957社のエネルギー供給会社から電力を選べるそうです。

フランスは、原発依存度が高く、電力料金が安くなっている。

フランスよりも原発依存度の低い、アメリカ・韓国はもっと安くなっている。

なので、原発があるから安いとは、単純には言えないようです。

家庭内の消費電力の内訳

家庭内の消費電力内訳
エアコン:25.2%
冷蔵庫:16.1%
照明器具:16.1%
テレビ:9.9%
電気カーペット:4.3%
温水洗浄便座:3.9%
衣類乾燥機:2.8%
食器洗い乾燥機:1.6%
その他:20.2%
(財)省エネルギーセンター参照

エアコンが1/4以上を占めています。
冷蔵庫・照明器具・テレビもかなり大きいですね。
北海道では、夏にエアコンを使う機会があまりないのですが、冬の暖房器具はかなり使うので結局同じになりそう。

エアコンは省エネ製品に買い換えれば節電できると言われるが、実は省エネ効果が高いのは暖房設定の時だったりする。
冷房のみの使用を考えているなら、家電メーカーの省エネ効果はそのまま得られない。
といっても、10年前のエアコンと比べると冷房でも節電効果がまったく期待できないわけではなく、それなりに節電効果は得られる。
エアコンを買い換えることでの節電効果に過度な期待をもたなければ、がっかりせずにすみそうですね。

東京電力管内の産業・施設の電力消費量

夏場の電力不足が心配される東京電力管内。
意外にも、自動販売機とパチンコ店に電力が相当量使われている。
パチンコと飲料自動販売機を合わせると、1日に815万kw(キロワット)も消費されている。
足りない電力消費量は1000万kwなど言われているので、単純にこのパチンコと飲料自動販売機を止めるだけで、約8割が賄えてしまう。
この他にも、現在行われている店内の照明を減らすやエアコンの温度設定、煙草などの自動販売機を止めれば、達成できてしまいそうだが。

東京電力管内の産業や施設などの電力消費量

業種・製造業・生活 電力消費量/1日(単位:万kw 時) 一般家庭に換算すると(単位:万世帯)
自動車・電機 4617 476
化学 2470 255
鉄鋼 1753 181
鉄道 1726 178
食品 1530 158
パチンコ 415 43
飲料自動販売機 400 41
東京ディズニーリゾート 57 5.9
東京ドーム プロ野球1試合分 4 0.41

ただ、単純にそれだけでは足りないと言われている電力が賄えない。
昼間のピークに足りないのが1000万kwだから、実は話が違ったりする。
が、自動販売機とパチンコがなければ、かなり停電のリスクはかなり抑えることができるでしょう。

自動販売機のように、少し便利だったりする程度のモノに400万kwも使ってしまっていていいのだろうか?しかも東京電力管内だけで。
自動販売機はビジネスモデルとしては、定価でドリンクが売れるありがたいもの。
パチンコは415万kwも電力が1日に使われている。こちらも東京電力管内だけでだ。
パチンコの産業としては20兆円~30兆円などと言われています。
韓国では、パチンコが法律で廃止になったそうです。

日本でも、節電するか、アンフェアながらも石原都知事が言うように、いい機会なので夏場は自粛してもらうなど、リーダーシップを発揮してもらうのはどうでしょうか?

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