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フィリピンワシが絶滅の危機

フィリピンワシはフィリピンの固有種。
身長は1メートル、羽を広げた幅は2メートルに達し、世界最大最強のワシと言われている。
現在、野生には500つがいほどしか生息していなく、絶滅の危機となっている。

フィリピンワシ

フィリピンワシ

しかし、現在も食料として捕獲されているうえ、違法にもかかわらずハンティングスポーツの対象にもなっている。

フィリピン南部ミンダナオ島のダバオのフィリピンワシセンターでは、フィリピンワシの頭数を増やすことを目指し繁殖を行っている。

ヌートリアとイタセンパラ

ヌートリア

ヌートリア

ヌートリアは、外来種でねずみの仲間。
このヌートリアが、都会の川で繁殖している。
ヌートリアには、天敵がいないため増え続けているそう。

淀川でもヌートリアは生息が確認されており、絶滅危惧種で天然記念物の魚「イタセンパラ」に大打撃を与えている。

イタセンパラ

イタセンパラ

大阪と国は近年数が激減している「イタセンパラ」を保護しているが、
ヌートリアが食べている貝は、イタセンパラが卵を産み付ける重要な役割を果たしている。
卵を産みつけることができなければ、イタセンパラが繁殖に大きな影響を与える。

ヌートリアは第二次世界大戦ごろには、軍隊の防寒服用として世界各国で飼育され、日本では1939年にフランスから150頭が輸入され、飼育が奨励された。
人間が自ら持ち込んだのだ。

しかし、外来種が、在来種を食べてしまい本来の生態系を壊してしまうのも見逃せない。
なんらかの対策が必要になっている。

タテガミオオカミとロベイラとハキリアリの密接な関係

ブラジルのセラードでのこと。

セラード

セラード


セラードとは、ブラジルの中央部に広がる熱帯サバンナ(草原)地帯のことを指します。面積は2億ヘクタールを越え、ブラジルの国土の5分の1になります。

タテガミオオカミは絶滅危惧種でレッドブックにも掲載されている動物です。

タテガミオオカミ

タテガミオオカミ

タテガミオオカミはロベイラというトマトのような実が大好物です。
ロベイラの実は独特の苦みを持っていてセラードでは、タテガミオオカミしか食べません。
ロベイラの実には腎虫(ジンチュウ)という寄生虫(線虫)を駆除する力があります。
この虫は成長すると幅1cm、長さ1mにもなり、徐々に腎臓を破壊し宿主を殺すことで知られています。
タテガミオオカミは排泄をアリ塚のような地面よりも高い場所する習性があります。

ハキリアリは、地下の巣の中にキノコを栽培する特殊なアリです。

ハキリアリ

ハキリアリ

巣の奥のキノコ畑では、葉、花、枯枝などを利用し、働きアリが特殊なキノコ菌を植えつけ、キノコを栽培し食糧にします。

ハキリアリの巣の上にころがったタテガミオオカミのフンにはロベイラの種が含まれています。
ハキリアリはその種をキノコの養分に利用するため巣に運びます。
巣の中で生き残ったロベイラの種は、ハキリアリの巣の上にロベイラの実を実らせます。

また、ロベイラの実を食べに来たタテガミオオカミがフンをして、ハキリアリが巣に持ち込み・・・

という循環が起こっています。

とても密接な関係ですね。

現在、セラードは農業が盛んに行われるようになり、人間の食糧を生産しています。
セラード地域で10億人分の食糧をまかなうことができるそうです。
しかし、一方でセラードの開発がすすみ動物たちの生息場所が奪われているという現実もあります。
現在、手付かずで残っているセラード地域は、原生のセラードの20%余にまで減り、アマゾンの熱帯林をはるかに上回る速度で破壊が進んでいます。

遺伝子組換でネッタイシマカの絶滅狙う

マレーシア政府は、デング熱対策として、遺伝子を組み換えた蚊(か)約6000匹をパハン州の非居住地域に放った。
放った蚊はネッタイシマカで、すべてオス。生まれてくる子どもが生後すぐに死ぬよう遺伝子を組み換えてあるため、デング熱を媒介するネッタイシマカの減少、ひいては絶滅が期待される。

ネッタイシマカとは、黄熱、デング熱、チクングニヤ熱の媒介蚊として知られる。かつての日本でも南西諸島で生息していたが、現在は確認されていない。

2010年、ケイマン諸島で行われた類似の実験では、媒介蚊の数が劇的に減ったとされる。
遺伝子を組み換えたネッタイシマカを自然界に放すことは、環境保護団体などの反発などがあり、延期されていた。
しかし、今回事前の予告無く強行された。
ネッタイシマカの生態はほとんど知られていない上、媒介蚊の突然変異や生態系への影響、それにともなう新たな病気の発生といった予想外の事態が起こりかねないと反対論があった。
マレーシア政府は、「GM(遺伝子組み換え)蚊自身も数日しか生きられないので、害はない。」としている。

2010年に、マレーシアでのデング熱の発生件数は11%増の4万6,000件。
死者は52%増の134人に達した。

白化するサンゴ「白化現象」

造礁サンゴは、イソギンチャクなどと同じ仲間の動物です。
サンゴには、褐虫藻(かっちゅうそう)という藻類(植物プランクトン)と共生しています。
褐虫草は光合成を行い、サンゴに養分を供給しています。

サンゴ

サンゴ

サンゴが集まったサンゴ礁は、海中生物の生息場所となり、海の生物多様性を豊かにします。
また、海の物質を循環・浄化する役割も持っています。
さらに、サンゴ礁が防波堤の役割し、波を穏やかにすることで、海岸の侵食を防いでいます。
美しさから、観光資源にもなっています。

サンゴ礁は、多岐にわたる役割を担っていますね。

サンゴが今危機に瀕しています。
サンゴは、海水温の変化など環境ストレスを感じると褐虫藻をを放出し、死滅していきます。
褐虫藻の光に対する耐性が弱くなり、光阻害が多く発生するようになります。

※光阻害とは、強すぎる光によって光合成系が傷害を受けること。

光阻害が生じると、光合成によって炭素を固定する機能が低下し、光エネルギーが余ります。
余った光エネルギーは、酸素と結び付き、活性酸素が発生します。
活性酸素は、褐虫藻に有害です。
褐虫藻は、光合成の機能が低下し、活性酸素による損傷を受けて、自滅すると言われています。

死滅した褐虫藻がサンゴの中から放出されると、サンゴの骨格が透けて、白く見えるためサンゴの白化現象と呼ばれます。
白化現象が起きても、環境が改善して、新たに褐虫藻が住みつけばサンゴは回復し元の状態に戻ります。
しかし、環境が改善されず、新たに褐虫藻が住みつかなければ、サンゴは死滅してしまいます。

サンゴの生息に適した水温は25~28度と言われています。
水温30度を超えることが続けば、白化が起こるといわれています。
サンゴと共生している褐虫藻は、5種類程度いて、白化しやすいものとしにくいものがあります。
サンゴが白化に強い褐虫藻を獲得して高水温のストレスに強くなるという見方もあるようです。

環境ストレスとして、高水温、低水温、紫外線、淡水、土砂の流入など多くの要素があります。

サンゴが自力でストレス耐性が強くなることは良いことですが、人為的なストレスを取り除くことが必要となる。

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